よっしゃああああああ!
どうも、下民愚(げみんぐ)です。
労働、労働。
最近、ちょくちょく仕事で外回りに神保町に降り立つ事が多いです。
いい街ですよね、神保町。
10代の頃とかは秋葉原の電気街見てから、中古のSFCとか、セガサターンとか、PSのソフト、買い漁ってさ。
徒歩で神保町に移動して、本屋に行くのが好きでした。(オタク少年的には夢の散策コースです)
しかも、ご飯が美味しいお店ばかりが集まっております。
本日は昔から大好きな町、神保町の昔ながら庶民のごはん処をご紹介致します。
✅ ご飯食べ歩きの記事はこちら
👉 ラーメン食べ歩き:ラーメン二郎 京急川崎店
ライスカレーまんてん
営業時間:月~金 11:00‐20:00 土 11:00‐16:00 定休日:第2土曜日、第4土曜日、日曜日
住所:東京都千代田区神田神保町1-54
1981年創業のカレー屋さん。
半世紀近く、貧乏学生達のお腹を満たし続けてきた、ライスカレーまんてんさんです。

昭和感、趣のある外観で入るのに躊躇うかもしれませんが、まあ、ちょっと待ってください。
値段とメニュー
ここのお店の何が良いかと言うと、まず安い。コスパ最強。
今年6月に50円〜100円の値上げがあったのですが、それでも
- 並カレー:550円
- 大盛り:600円
- ジャンボ(特盛):700円
- シュウマイカレー、コロッケカレー、ウィンナーカレー:700円
- カツカレー:800円
この物価高の時代に上記価格を維持しております。
素晴らしい。
今の神保町ですと、もう1000円でランチ食べられるのが難しくなってきてるのが現状ですが、脅威の並カレー550円。
しかも、この並カレー。
ご飯の量が半端無いです。
たぶん、1.5合くらいあるんじゃないですかね。
最近だと下民愚的には加齢してきて、お腹パンパンになっちゃうので「軽めで!」と伝えております。
ご飯少なめの意味ですね。
こうしないと完食に不安が残るくらい、ご飯多いです。
ちなみにジャンボは2.5合くらい入ってるので、大食いの人以外は止めて置いた方が無難です。
いや、本当に多いですよ。
若い頃はジャンボ(特盛)食ってましたが、よくあの量食べられたな、と横のジャンボ食べてる学生を見て、愕然とします。
しかも、これ、15年前くらいまでは500円でしたからね。
溢れる昭和の人情
この「学生さん、腹いっぱい食ってきな!」って雰囲気。
最近の飲食店では、少なくなってきましたよね。
※この思想は、ラーメン二郎の三田本店のノリです。
しかもさ、もう、おやっさんが代替わりして、5、6年経ちますが。
息子さんが継いで、しかも滅茶苦茶魂も継いでいるんですよ。
おいら、思いましたもん。
大盛りカレー食べた学生さんが、「あれ?大盛りって600円じゃないですか?」と申告されていた方がいて。
「綺麗に食べてくれたから、大丈夫!」
と言って、並盛550円の価格で取引成立。
痺れるこの人情!
これこそ古き良き日本。
こんなお店、最近ありますか?堪んねぇですよ。
実食+画像
カツカレー


誰もが認めるフラッグシップ。
カツカレー嫌いな人がいますか?
カツカレーが唯一既製品以外で揚げてるメニューだと思うのですが、確かにカツカレーは一番美味しいです。
でも、他のメニューより、100円高いんですよね。
ウィンナー+カツカレー

誕生日に、カツカレープラス、ご褒美感が欲しくて頼みました。
ウィンナーが3本入ります。
味は、はい、素朴な素揚げのウィンナー(しかも安いやつ)。
正直、素人にはおすすめしませんが、これこそまんてん。
シュウマイカレー
ここからは、最近のメインウェポン、シュウマイカレーを載せまくります。





最近下民愚はシュウマイカレー一択。
そもそも、シュウマイにカレーとはなんぞや?と言う話ですが。
シュウマイをパン粉付けて揚げて、提供されます。
これ、何かと言うと、要はメンチカツに近いです。
そう、メンチカツなんですよ。
でも、ちょろっと醤油かけると、たちまちシュウマイになる。
まんてんに通い出して25年くらい経ちましたけど。
シュウマイがリーサルウェポンだと最近気づきました。
安いしね。
お味について
味は、給食のカレーに似ています。
これ、悪い意味じゃないですよ!
毎週食べても、飽きない安心感。
辛さは全然辛く無いんですけど、辛くしたい場合は卓上にある辛味パウダーを追加してください。(これかけても、全然辛く無いんですけどね)
具は、ちょこちょこ挽肉が入ってるのみ。
おそらく、このドロドロ感はラード(豚脂)を使ってます。
初代おやっさんは「ラード入れてる」って言ってました。
でも、それが良いんです。
あと、食後のデミタスコーヒーも、付属してて、食後に一服できます。
※あんまり美味しいコーヒーではないのですが。
違うのです。
このコーヒーはあると無いとでは。
食後にデミタスコーヒー、くいっと飲んで颯爽とさるのが大人のまんてんプレイヤー。
これが、まんてんの侘び寂び。
唯一無二のお店だと思うのです。
無言で、ジャンボ(特盛)を頼んでる常連さんみたいな人もいます。
その常連さんには無言で、カツの切れ端と、シュウマイ一個、ウィンナー一個がサービスで追加されておりました。
下民愚も、あのクラスの常連になりたいものですが、週一で行く身としては、あれは難しいんだろうなぁ。
常連さん、カッコイイ。
※追記。この記事を公開して、3日後。2025年8月19日。お盆明け。
※シュウマイカレー食べに行きましたら、デミタスコーヒーが廃止されました。店内張り紙にも記載あり。
※昨今の物価高騰で苦渋の決断で無くなったとのこと。
※隣の常連さんと二代目との会話を聞いていたら、「先代とも相談したんだけど、カレーの価格上げるよりは、苦渋の決断だけど、40年続けたコーヒーは廃止するしかない。納得してくれた。」みたいな会話をしておられました。
※ああ、もう(あんまり美味しくないけど)、あのコーヒー飲めないのか。これ本当にショックです。
キッチンビバ(旧キッチングラン)
営業時間:月~土 11:00‐15:00 18:00-20:00 定休日:日曜日
住所:東京都千代田区神田神保町2-24 水道橋ニッカビル 1F
1960年創業の洋食屋さん。
神保町レジェンド店の最後の生き残り
かつて、神保町のこの小さな小道に3つ、レジェンド店がありました。
- さぶちゃん:ラーメンと半チャーハン。2017年11月閉業。これも別途語りたい。
- 近江や:和食と言うか、焼き魚定食とか。2019年閉業。
そして、今回ご紹介する洋食キッチングラン。
この三店、ご兄弟でやってたようで、どれも下町感溢れる、ハズレの無い名店揃い。
これ神保町のミラクルだと思うんです。
この並びにご兄弟が飲食店を営んでて、安くて美味い。
しかしながら、どのお店のご主人も高齢化が進み、さぶちゃん、近江やも閉店してしまいました。
キッチングランに関しては、初代のご主人からは変わりましたが、関係者(?)の方が後を継いで経営を続けておりました。
そんな高齢化社会の飲食業を踏ん張っていたキッチングランに5月頃、閉店との情報がネットに流れました。

この報を聞いた時は10年くらい行ってなかったけど、若い頃行きまくってた下民愚には衝撃が走り、悲しみに暮れました。
しかしながら、5月に入って新たな情報が入り、移転するとの情報が入り。
しかも、あのさぶちゃんの跡地に移転。
隣じゃないかよ、と一瞬ツッコミを入れつつ、ほっとした次第です。
そして、店名も変わりました。
キッチングラン→キッチンビバ

店内もリノベーションされて、綺麗になっております。
6人席くらいで、ちょっとこじんまりとしてますけどね。
これがレジェンド店三兄弟の最後の生き残り。
値段とメニュー
- メンチカツ:1030円
- しょうが焼き:1050円
- ハンバーグ:1050円
- とんかつ:1100円
- メンチカツ しょうが焼き盛り合わせ:1150円
- ハンバーグ しょうが焼き盛り合わせ:1200円
- とんかつ しょうが焼き盛り合わせ:1300円

主なメニューはこんな感じです。
しょうが焼きとの盛り合わせ頼む人が多いですね。
ただ、しょうがないとは言え、高くなってきちゃいましたね。
前はメンチ盛り合わせ、800円くらいで食べられてた記憶です。
実食+画像

ハンバーグとしょうが焼きになります。

これにご飯と味噌汁が付きます。
目玉焼きがニクイ。けど、個人的には醤油が欲しい。
※かけられる調味料はソースです。
いいですよね、味噌汁付いてくる洋食屋はハズレが無い、が下民愚の持論です。
この店のしょうが焼きが特殊で、甘辛焼き肉定食みたいな味なんですよね。
一般的なしょうが焼きをイメージして行くと面食らうかと思います。
ハンバーグはじゅわっと肉汁溢れる系では無く、肉みっしり系です。
しかし、あまり写真では写って無いのですが、下にあるケチャップのスパゲティーと、キャベツの量が山盛りで、これ腹はち切れそうになるんですよね。
やはり神保町は学生の街、腹いっぱい食ってくれと言う事だと思うのですが、おっさんにはキツイ量と思ってしまう今日この頃です。

メンチカツ盛り合わせ。
前回の反省を活かし、「スパゲティーとキャベツ少なめで!」とおやっさんに申告し頂いた一品です。
メンチカツには、特製デミグラスソースがかかります。
まあ、しかし、しょうが焼きもそうなんですが、味が濃い濃いで、これでガッツリ白米食ってくれ!って感じですね。
大人のお子様ランチです。
レストランカロリー
営業時間:月・火・水・金・土・日 11:00 – 16:00 祝日: 11:00 – 18:00 定休日:木曜日
東京都千代田区神田小川町3-10 江本ビル 1F
1953年に創業の洋食屋さん。

値段とメニュー
ここはメニューが多くて、写真は取れなかったのですが、
- カロリー焼き:860円
- からあげ+カロリー焼き:980円
- ジャンボ鉄板焼:1080円
等の値段帯となります。
基本はカロリー焼きトッピング(からあげとか、エビフライとか、かつとか、クリームコロッケとか)を乗せて、1000円から1200円くらいの組み合わせが多いですね。
※後日、メニューも撮りました。

あとは、カツカレーとか、ハンバーグ、オムライスとかも大体1100円くらいです。
実食+画像

カマルグ塩の唐揚げ鉄板焼

ジャンボ鉄板焼(カロリー焼き+ハンバーグ、クリームコロッケ)
ここのおすすめは、やはりカロリー焼きでしょう。
カロリー焼きはマストです。
これが何かと言うと。
にんにく醤油、玉ねぎ、パスタ、少しの牛肉。
これをジャンクに炒めたものです。

これを米で食べます。
パスタがおかずなんです。
何言ってるか解らないかも知れませんが、最強の米の共になるパスタ。
下民愚は大阪の人がお好み焼きでご飯を食べるって聞いて、そんなんあり得るの?とか思うタイプの人間なんですが、これは許します。
にんにく醤油がデフォルトでも効いているのですが、さらに卓上にも置いてあるにんにく醤油を追加してご飯をかっこむ。
美味い。これ考えた人はすごい!
デブ、まっしぐら。
そんな危険が伴う店です。
からあげはおまけです。
メインはカロリー焼きで決まりです。
と言うわけで、昔ながらの神保町のおすすめのお店をご紹介しました。
※カロリーは御茶ノ水寄りですが、まあ、神保町みたいなもんでしょう。
皆様も機会があったら、食べてみて下さいね。
まんてん以外のお店は、みんな綺麗です。
大衆店なので、口に合わなくてもご容赦を。
それではまた、泥水を啜りながら、お会いしましょう。
ごきげんよう!
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