本日はラーメン好き、お酒大好きの筆者が、名店だと断言するお店(閉店済み)、「背脂醤油のあ」をご紹介致します。
訪問頻度は人生で一番高いかもしれません。
2014年に閉店済みですが、写真を整理していたら、結構な枚数の画像が残っていたので、資料的価値があるのかも、と思い至ったからです。

この和牛脂そばを見てください。
わざわざ閉店した店を紹介するのには理由があります。
このお店はいろいろ、振り切っています。
個性の塊です。

一番大好きな脂ご飯もこれでもか、と語らせてください。
昔通ってた人には懐かしんで頂いて、知らない人には「こんな個性的なお店が過去あったんだ」とか思っていただければ幸いです。
世界で一番、「背脂醤油のあ」の記事を書く。
今回はそれを目指しました。
10年以上前の画像なので、解像度は低いですがご容赦ください。
ただ、画像はてんこ盛りです。そして、貼った画像は同じメニューでも、全て別日に訪問しております。
愛が深すぎて長文となりましたが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

結論を言うと、圧倒的オリジナリティ、理由の解らないコスパ、素晴らしいお人柄の店主と助手さん、最強の脂ご飯!です。
※当時の情報です。現在は閉店済みです
さらに追加発掘された写真の続編の記事はこちら。
👉【伝説の名店】続・「背脂醤油のあ」を愛を持って語ります(閉店済み)
✅ ご飯食べ歩きの記事はこちら
👉 【2025年最新】ラーメン二郎三田本店レポ|並び時間・メニュー・最新情報
「背脂醤油のあ」とは?

かつて東京で営業していた、一部ラーメンマニアにカルト的な人気を誇ったラーメン屋さんです。
2回くらい移店していて、
- 2003年~2006年頃:渋谷
- 2007年~2010年:神保町
- 2010年~2014年:神田
上記で、営業しておりました。
神保町時代からは一瞬だけとんかつ屋になったり、脂そば屋さんになったり、形態は常に変わっていったのですが、その全てが美味しいと言う奇跡。
マスター(店主さん。常連客にこう呼ばれていた)が研究熱心でいろいろ創作してしまうのですが、その全てが筆者にはピタリとハマってしまいました。
筆者は渋谷の頃には一度だけ、神保町に移店してからはかなりの回数行きまくり、神田に移っても足繁く通いました。
都合、7年くらいは通ったでしょうか。
神保町、神田に移ってからはお酒メニューも充実して居酒屋的に訪問していました。
筆者はコミュニケーションが下手なので、お店の人に話しかけても「あ、どうもー」と作り笑いを見せる程度で、上手な会話のキャッチボールができない人間です。
そんな訳で、今も同じ店に何度も行くのですけども、「常連さん」的な扱いになった事はありません。
ですが、ここ「背脂醤油のあ」マスターと韓姉さん(韓国人のお姉さん。神保町からの名物助手。みんなにこう呼ばれていました)はそんな自分にも何度も暖かく話しかけてくださって、いつの間にかに常連的な扱いになっていた、と言う筆者唯一のお店です。
※150回以上訪れていれば、コミュ障でも常連になれると言う話かも知れません。
背脂醤油のあ ラーメンのジャンルは?
ラーメンのジャンルは「背脂醤油」なんですが、物凄く内容が濃く、味も濃く、いろいろヘビーでした。
ジャンルを無理矢理言うならば、「背脂醤油」屋さんです。
渋谷時代のスタイルは「バナナチャーシュー」と呼ばれた、大きな豚の肉塊が入ってます。

※写真は神田時代の限定麺「渋谷型」
濃厚なスープに、喉越しの良い麺、圧倒的なチャーシュー。2本。
しかも、これ当時は700円くらいだったような気がします。700円ですよ?
チャーシュー麺ではありません。
デフォルトでこの状態です。
神保町以降のお話になりますが、基本メニューは「脂そば」でしょうか。
油そばのミスタイプでは有りません。
「脂そば」です。
この脂そば、豚or牛の脂をダイレクトに入れて味付けがしてあると言う逸品なのですが、まさに唯一無二の味。

※画像は牛の脂そば
脂身入れるの?重そう!食べられそうに無い!
とお思いの方かもいるかも知れませんが、これが実際は重くなく、ツルツル食べられてしまうのです。
※もちろん、若さもあったかも知れませんが。
マスター、研究熱心だから、「脂」から「油」を抜いてたのかな、と想像してました。
この味が、本当に他では食べられなく、「パクリでもいいから、似たようなお店できて欲しい」と14年間、ずっと思い続けているのですが、未だにそんなお店は出てきておりません。
もう、食べられないんですよね、この至高の脂そば…。
背脂醤油のあ:価格帯の奇跡(激安)
価格帯は当時の一般的な飲食店と比べても、激安でした。
神保町→神田に移店して少し値段上がったかも知れませんが、こんな感じです。
- 脂そば:500円~700円
- 脂ごはん:200円
- ラーメン:700円~800円
- 生中:300円〜400円
- のあ特製おつまみ:300円
- ポテトサラダ:300円
- キムチ:300円
※当時の情報です。現在は閉店済みです
飲み放題のセットの思い出
この理由のわからないコスパに、拍車をかけたのは、1,2ヶ月だけで開催していた、「飲み放題」。
これ採算取れているのか?と心配になる程の価格破壊。
当時のメモによると、
■焼酎
吉兆宝山、富乃宝山、喜界島、赤兎馬(紫の赤兎馬も)。
■日本酒
八海山、菊水純米酒、緑川、久保田(千寿)、八海山、浦霞、越乃寒梅、剣菱。
これ全部単品で飲んでも一杯400円と言う価格にも衝撃なんですが、これに下記コース?を付けて
- 贅沢のあサラダ(和牛ステーキのせ)
- 特製おつまみ
- ポテトサラダ
- キムチ
2時間4000円で飲み放題。
しかも、2時間って謳っておきながら、時間管理が甘い。
筆者も酔っ払って、マスターと、韓姉さんともお話して、時間経過も曖昧だったのですが、3時間時間以上いたと記憶しています。そして、終電帰りとなりました。
その後、しばらく経って、韓姉さんに聞いた所「あの飲み放題は店に入ったお客の時間、実は管理していなかった」とか衝撃的な告白をしていたのも思い出です。
いや、そこは管理してくださいよ。
「お客さん、お時間でーす」で良いですよ。
採算取れているのか、商売っ気が無いと言うか、そう言う所も含めて大好きでした。
背脂醤油のあ画像(当時の画像を大量に貼ります!)
さて、ここからは、通いまくった当時の画像貼りまくりますよ!
和牛脂そば

ああ、今見返して見ても、超美味しそうですね。
大量に乗っているのはA5の和牛です。

見て下さい、このピンク色の牛肉を。最強です!
脂そばにA5ランクの和牛をレアでトッピングした、和牛脂そば(限定)になります。

本当に「これは、良い肉だ」って瞬時に解るぐらい柔らかく、ジューシーで甘くて。
しかも、これ、1050円くらいでしたっけね。
このメニューも「採算取れているのかな…」とか「もっと値段上げてくれてもいいのに(潰れないで欲しい)」と思いながら、この限定出てる時は、IT仕事で疲れれても、超速で神田に向かってました。

ちょっとぶれましたが、それでも解りますよね。この”上等なお肉”感。
もう、ステーキですよ、ステーキ。
下に鎮座してる、牛脂も最強。
ああ、今も思い出す至高の味です。

もう絵面が美しい。惚れます。
味玉も、半分では無くて、一個丸々。

もはや肉の宝石箱やぁ。
できる事なら、もう一度だけ、もう一度だけで良いので、和牛脂そばを食べさせて欲しいです。
それだけ、美味しかった。

そして、「ステーキ丼にしよう」と思ってご飯を頼んだら、「はい、おまけです」的なノリで極上ステーキを1枚載せてくれるマスターの優しさ。
この肉1枚で、ご飯は完食確定です。
ああ、マスターにもう一度会いたいです。
鶏ラーメン

背脂醤油のあ最強傑作の1つ。
それが、鶏ラーメンです。

マスターは鶏と水しか使ってないと仰ってました。
ですが、物凄い粘度と濃厚さ。
マスター曰く「液体の鶏肉」。
野菜、トロミ付ける系の混ざりものも一切不使用との事。
これ、どうやって鶏と水だけで作っているのだろうか。
ブレンダーとかで鶏肉自体を混ぜ合わせてるのでしょうか?
こんなラーメン他では食べた事が無いです。
濃厚過ぎて、何故かミルキーさも混ざる味わい。
控えめに言っても、今まで食べたラーメンで5本の指に入るくらい美味いです。
そして、冗談抜きに食べ終わった後、唇がくっついて離れなくなる程の粘度。
もう、自分の人生でこれは食べられないんだろうなぁ、と思うと悲しくなりますね。
どなたか飲食店のラーメン屋さんをやっている方で、鶏ラーメンを水と鶏だけで作れるなら、再現してほしいです。必ず行きますから。
脂そば(牛)

もちろん、通常の脂そばも最高です。
これに、卓上に置いてある自家製のラー油と刻みのにんにく醤油をかけて、ぐちゃぐちゃにして食べるともう最高。

しかもチャーシューのほぐし肉部分も大量に入っているのです。

ボリュームがMAXなのはこのお店のデフォルトです。


神田に移店した当初は、マスターも方向性を色々探ってて、キャベツとか人参とか入って試行錯誤してた記憶がありますが、振り切って「脂+肉」の方が自分は好きでした。

こちらはピリ辛ダレバージョン。一時期メニューにありました。
普通の脂そばに加えてピリ辛ダレをかけただけでしたが、この少しでもお客さんを喜ばせようと言う気概が大事です。
何より、脂そばであれば解決です。
脂そば(豚)
通常商品の中の麺類で筆者が一番好きなのは、豚の脂そばとなります。

神保町時代は豚の脂だったんですが、神田になってからは、牛脂がデフォルトで、豚脂は時々しかやってなかったんですよね。
神田になってからは本当に時々のレアメニューとなってしまいました。

そうそう、ニンニクの醤油漬けに、自家製ラー油垂らして、かき混ぜて食べたら至福。
チャーシューも爆盛です。
背脂醤油のあの麺系の料理と言えば、個人的にはやっぱり豚の油そばに決まりです。
他のお店じゃ、似たようなもん、食べたこと無いですもん。
どこか、インスパイア店とか都内にできないですかね。
まあ、14年待ってますが、実現性は皆無に等しいとは思います。

因みに上画像が神保町時代の脂そば+キムタマ(キムチ玉子)。ピリ辛ダレ付き。白い脂が美しいですね。
下の画像が神田時代の脂そば。

トッピングは別にして、脂の細かさも変わっているかもしれません。
神田になってからは地下1階の営業になったからか、照明が弱い感もあります。
背脂醤油ラーメン(渋谷型)

渋谷時代に出していたラーメンの復刻。
渋谷時代は1回しか行けて無いんですが、当時はこのボリュームで600円で提供してました。
2025年現在では、普通のラーメン屋さんで提供した場合1500円以上でになっちゃうかもしれません。
マスター、お店の内装工事も自分でしちゃうくらいだったから、そういう所でメニューを安くする努力をしてらしたのかなぁ。
本当に巨大なバナナチャーシューを惜しげもなく投入しております。
これもですねぇ、豚ベースで滅茶苦茶濃厚なのですが、似たお店無いんですよね、未だに。
チャーシューは本当にトロトロで、口の中で溶けます。

凄い粘度が高くて、天下一品の比じゃないです。

これ、チャーシュー麺とかじゃないですからね。
ただのラーメン。
食べたい、できるのならば、もう一度食べたいです。
つけ麺

つけ麺もあります。
ラーメンよりちょっとだけ濃いめの味付け。
ただでさえ濃厚なのに。

この画像だと分かり難いのですが、中にはいつも通り、チャーシューがこんもりと入っております。
さすがや。
豆知識として、つけ麺と脂そばは、全てケルヒャーの高圧洗浄機で洗って、麺の滑りを取ってました。
マスター、理系ですからね。
【伝説の限定メニュー】の数々
牛すじコンニャク脂そば

トロトロに煮込まれた牛すじと大根が美味しかった記憶があります。
牛すじも、コンニャクも、酒飲みとしてはキラーコンテンツですよね?
その下に安定の脂そばが潜んでいます。
特選牛肉らーめん(塩)

のあには珍しい、澄んだ塩味。
これは1,2回くらいで消えちゃった気がします。
もう記憶が薄いし、どうやって作ってるかは不明ですが、確か「水を使ってないラーメン」を謳ってた気がします。
しゃぶしゃぶ肉サラダ麺

どこら辺がサラダなのかはもはや謎ですが、マスターがそう言って出してるのですから、サラダ麺なのです。
肉、どんだけ入ってるんだって話ですが、これが背脂醤油のあの領域(テリトリー)です。

これも似たようなサラダ系で、水菜しゃぶしゃぶ脂そばだったと思います。
こっちは少しだけサラダ感ありますが、焼け石に水ですね。背脂醤油のあ、パーフェクト。
キムチ脂そば

キムチは通常の単品メニューで常にあるんですが、何故か限定メニューとして登場。
心なしか、牛脂がいつもより大量に搭載されている気がします。
ボリューム多すぎです。
ぐちゃぐちゃにして、食べてみれ。
そこには幸せが待っているはずです。
キムチチャーシュービビン丼

そうそう、時々ビビンバご飯みたいのも出してましたね。もちろん、脂は入ってます。
後述する脂ご飯でも書きますが、ご飯で食べても、麺で食べても美味しいんですよ、背脂醤油のあの料理(?)は。
とんかつ脂そば

この存在感。
これはやばかったです。
若い頃の筆者でも、「無理かも」と完食が危ぶまれた怪作。
冗談でしょ?って思うくらいの大きののとんかつが脂そばの上に鎮座し、大量のチャーシュー、ニラキムチと玉子まで搭載した超弩級の脂そばです。
とんかつの厚さと、大きさで震えてください。
これこそ、「背脂醤油のあ」です。
おつまみメニュー
のあ特製おつまみチャーシュー

300円。
ラーメンに乗ってる具材を再利用しているだけかも知れないですが、これがビールに滅茶苦茶あうんですよね。

ああ、これだけでもビール2杯イケたなぁ。
チャーシューが美味いんですよ。

メンマにも自家製ラー油かけてですねぇ。
こうやって見ると、入ってるものは同じでも、毎回量とか構成が微妙に違ってるのに今気づきました。

これは、キムタマにチャーシューと青菜ですかね。
因みに豆知識ですが、テーブルが大理石な写真は神保町時代の証です。
右上には食べ放題のキムチの取り皿が少し映ってますね。

キャベツにも自家製ラー油かけてですねぇ。何回頼んだんでしょうね、このメニュー。
行く度に「とりあえず、おつまみとビールで」って100%頼んでました。

※これには右上にポテサラが少し入ってますね。
ポテトサラダ
これこそが筆者が人生で一番美味いと思ってるポテサラ。


まさに、「背脂醤油のあ」オリジナルのポテトサラダです。
ポテトサラダって言ってますけど、ポテトにチャーシューが大量に入っていて、粒の黒コショーがキリリと味を引き締めます。
そして、特筆に値するのは、味の濃厚さ。(のあってこんなのばかりですね)
たぶん、「いつもの脂」を混ぜてるのかな、そして「にんにく」も入ってたのかな、と推理してましたが、真相はどうだったのでしょうか。
肉皿

肉皿。
シンプルにして力強いネーミングです。
神保町時代ですね。
確か夏の時期のメニューの記憶です。
しゃぶしゃぶ肉にピリ辛だれかけてあって、ビールに最高。
たしか300円くらいだったと思います。
イチイチ、値段が安いです。
キムチ

キムチはそんなに浸かりきってない、辛さも優しく、あっさりした味わいです。
脂っこい料理の箸休めに最適です。
このキムチは、名物店員さんの「韓姉さん」も仰ってました。
本場のキムチのお国の人が「このキムチはサイコーですよ!」と。

神保町時代は食べ放題でカウンターに置いてありました。

神田に移ってからは単品メニューで300円で販売してましたが、なんかビール頼むと毎回無料でお通し的に付属してきました。

これがビールのアテに最適なんですよ。

マスターがサービスで一度だけ気まぐれで豚キムチも作ってくれましたね。
※何故か無料での提供。
とんかつ

神保町時代はとんかつ屋もやってた(店名:とんかつ のあ吉)ので、とんかつも限定で販売してました。
フライヤーも稼働しているラーメン屋。

衣はカリカリと言うか、超ガリガリのハードコアなとんかつです。

でも、肉は柔らかくて美味しかったですねぇ。
こちらはミルカツ。(ミルフィーユカツ)

豚のスライスを巻いて焼いたやつですね。

これも外はガリガリ、中身はふわふわで最高でした。
野菜は一枚だけ敷いてあるレタス1枚。
これで野菜を補給しろと言うメッセージです。
贅沢のあサラダ(もはや肉料理)

サラダって言い切ってますが、これ肉料理ですよね。
マスターがサラダと言っているので、サラダなんでしょう。
サラダは薬味的に、申し訳無い程度に敷いてあります。
これこそ、背脂醤油のあクオリティ。
因みに贅沢のあサラダ、は600円です。

A5の和牛をレアで焼いて、本当に美味しかったですねぇ。
肉系だけでも店出せるんじゃないか、と当時思った次第です。
その他

のあ特製麻婆豆腐。挽き肉たっぷり。
たぶん、これにも「脂」が入ってると思います。
最高ですね。
お通し(生中に付属)
ビールに付いてくるお通しも。(400円の生中に付属)

あー、この玉子ともやしに自家製ラー油かけてですね。

チャーシューとメンマに自家製ラー油かけてですねぇ。
最高でした。
お通し代は取られません。
生中(400円)に付属します。
その他の記憶
何度も何度も、通いましたね。
写真は無いのですが、他にも色々なメニューがありました。
「世界ののあちゃん」(世界の山ちゃんインスパイアの手羽揚げ。1本100円。)、豚汁、4月5月頃に出てくる新筍の脂そばとかも美味しかったですね。

変わり種だと、神保町時代はチャーシューカレーとかも出してましたね。
確か、これは500円でした。
商売する気あったんでしょうかね。
ここまで語ってきましたが、背脂醤油のあ最強メニューは脂ご飯
ここまで語ってきてなんですが、背脂醤油のあの最強メニューは何か解りますか?
ラーメンメニューではありません。
答えは、「脂ご飯」(200円)になります。
脂ご飯(牛)

これを見て「美味しそう!」と感じるのは、当時ののあ中毒者だけかもしれません。
しかし、これが本当に美味しいのです。
まさに禁断の味。
トロットロの脂をご飯の上に載せてかっこむ。

牛脂は脂の粒が小さくて、豚脂とはまた違った美味しさでした。

ああ、美しいですね(筆者的にですが)。
たぶん、似た系統としては、台湾のルーローハン的な感じになるかと思うのですが、それを和牛の脂オンリーにしたイメージ?いや、違うな。唯一無二のジャンキーな最高の一品です。

筆者は、思うんです。
この脂ご飯、どこかのお店が完コピできて、メニューとして出したら、絶対流行るだろうと。

サービスのキムチと、脂ご飯(200円)だけで、お腹いっぱいになる自信が、もう若くない筆者にはあります。
脂ご飯(豚)
さあ、いよいよ登場です。
脂ご飯の最終形態。
個人的に全のあメニューの中でも王の中の王。
豚脂ご飯です。

これは神保町時代に生まれた一品。
神田に移動してからは、牛脂になったので、本当に時々しか食べられなかったレアメニューです。
これが美味いのなんのって。
味は本当に「悪い味」なんですが、もう美味しすぎて美味しすぎて。

個人的には、「脂そば」よりも、ご飯の方が好きでした。


そうそう、神保町時代はにんにくパウダーが少しかかってましたね。

見てくださいよ、この美しさを。
どれだけ筆者が脂ご飯に惚れ込んでたかと言うと、当時自作をしてしまう位取り憑かれていました。

※家で豚の背脂(ハナマサで購入)煮込んで作りました。
でも、70点くらいまでは近づいたんだけど、やっぱりのあの、脂ご飯とでは天と地の差。
何か、油抜いたり、特殊な工程してたんですかねぇ。
本当に、最高、最凶のメニューでした。
とりあえず、キムチに脂ご飯(豚)ご飯あれば、筆者はもはや何も言わないです。

まとめ
かつて神田にあったカルトなラーメン屋さん。
唯一無二の脂そば、脂ご飯、ラーメン、鶏ラーメン。
ラーメン屋と言いつつ、後半はレパートリーに飛んだメニューを量産して、その全てが美味しいと言う奇跡。(全てヘビーですけど。)
マスターと韓姉さんの温かい接客。
もう閉店して11年経ちましたし、その後韓姉さんが新小岩で「居酒屋 かめ」と言うお店を開店して、ポテサラは無かったけど、玉子チャーシュー和えを提供。
キムチは味を引き継いで営業してましたが、半年くらいで急遽閉店。何か、事情があったのかもしれません。
マスターは、2014年の閉店前から、体調を崩されていたようで。
最終日も並びました。そして、2021年にマスターの息子様が、SNSで訃報をご報告されておりました。
もうあの味を食べられる事は二度と無いです。
ご冥福をお祈りします。
でも、マスターが作ってくれた、あの味を少しでも残しておこう、と保存している写真を掲載してみました。
もし通っていた方がいたら、ぜひコメントで当時の思い出を教えて欲しいです。
改めて今見返すと、お酒飲みながらおつまみと脂そばをよく食べられていたなと思います。
今では、あの量は絶対食べられません。
若いって凄いですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
✅この記事書いた後にさらに追加で画像が見つかったので、続きを書きました。
👉 【伝説の名店】続・「背脂醤油のあ」を愛を持って語ります(閉店済み)


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