今回は以前にご紹介した「背脂醤油のあ」について、画像フォルダを見たら更に写真が見つかったので、続編としてご紹介します。
※今回見つかった画像はほぼ神保町時代の写真です。時代的にiPhone 3GSの画像かと思われます。
2014年に閉店した店舗ですが、当時通っていたユーザーにとって、今なお語るに足る価値と魅力を持つ名店です。
当時はラーメンブログ等でも取り上げられていましたが、閉店から10年以上経ち、現在では記事を見かけることはほとんどありません。
✅前回の記事はこちら。
👉 【伝説の名店】「背脂醤油のあ」を愛を持って語り尽くします(閉店済み)
※「背脂醤油のあ」の詳細は前回書きすぎたくらいに書きましたので、気になる人は前回の記事をお読み下さい。
前回は8000文字と超ボリュームで書いてしまったし、今回は軽めで書きます。
前回出てなかったメニューもあるので、過去に通ってた人には懐かしんで頂き、行ったことがない人は、コスパに驚いていただければと思います。
背脂醤油のあ
ミルカツ定食

こちらは神保町に移店した直後に提供していたミルカツ定食となります。
※ミルカツ。ミルフィーユカツ。薄い豚肉を重ねて揚げたものです。
移店直後は「とんかつ のあ吉」だったので、麺類出さずにとんかつを出してたんですよね。
衝撃だったのは、お値段。
500円でした。
ミルカツにキャベツ、とん汁にキムチが付いて500円です。
2025年現在のインフレ物価感と当時はもちろん違うのですが、500円は明らかに異常でした。
神保町は元々コスパ高い店が多かったですが、その中でも際立ってたと思います。
採算度外視のサービス精神が伺えます。
お昼時の店内には貧乏大学生も大集合してました。
取り放題のお惣菜

神保町時代のコスパの安さは異常でして、何故か取り放題のお惣菜も置いてありました。
お店の脇にお皿に5,6種類のお惣菜が配置しておりまして、勝手にお取り下さいスタイルです。
日替わりで種類豊富です。
※のあ特製キムチは常に置いてありました。
正直これだけでもビール飲めるんですが、採算取れてたんですかね。
大学生が多く集まる中、筆者は無料のお惣菜を肴にビールを楽しみました。
冷奴、さつまいも、謎の漬物など、無料で提供されていました。驚くほどのサービス精神です。
ポテサラ
ポテサラ画像も追加で発掘しましたので掲載します。
このポテサラがお気に入りでした。


このポテサラ、300円だったんですけど、ブラックペッパーにチャシューが大量に入ってて、本当にこのお店でしか食べられない味だったんですよね。
ただのマヨネーズでは無くて、何か濃い味がしたので、隠し味は背脂だったのかなぁ、と真相は謎のままです。
鶏ラーメン
さて、「背脂醤油のあ」の中で個人的ベスト3に入るのが鶏ラーメンです。
今回はつけ麺バージョンも見つかりました。




マスターは「スープは鶏と水だけで作りました」って言ってましたが、信じられない程旨味が濃厚だったんですよね。
自分の人生では、これ以上の粘度のスープは食べたこと無いですね。
鶏と水でこれが再現できるなら、どこかのラーメン屋さんやってくれないかなぁ、とずっと思ってます。
この鶏ラーメン、限定メニューで出し続けていたのですが。
1回1回進化し続け、濃度が上がっていきました。
当時、神保町の間口小さいビルの3階にお店を構えてたんですけどね。
話題になり、エレベーターはありましたが、階段に沿ってビルの3階まで行列ができていました。
鶏清湯ラーメン(試作品)

鶏ラーメンは、清湯バージョンの試作品がありました。
試作品と銘打って、1回のみ販売してました。
これはこれで美味しかったんですが、ただの清湯ラーメンみたいになってしまって、「のあ」らしさが薄めだった覚えがあります。
だから、試作品のまま終わったと考えられます。
※握りこぶしみたいなチャーシューが入っているのはかろうじて「のあ」らしさがあるかと思います。
マスターは様々なメニューを創作されていました。
脂そば(豚)




前回の記事ではあまり枚数が無かった、豚の脂そばも大量に見つかりました。
最後の画像は何故かボリュームが多く見えますね。
元々並の量で膨大な麺量でしたので、ここのお店で大盛り頼んだ事は無いですし、上振れた時のトッピングだと思います。
神保町時代になってからは、本当に時々しか出してなかったので、通常メニューに豚の脂そば選べた時代は、今思うと幸せでしたね。
神保町時代限定でも、何気に鰹節が入ってる時があったり、日々進化してましたね。

そして、写真では判り難いかも知れませんが、これはおそらくミルカツトッピング。
これも数日だけだったかも知れませんが、追加200円でトッピングで頼めました。
麺類調理する日にフライヤー稼働させると大変だったから、あまり提供されてなかったんだと思います。
当時、700円でした。
脂ご飯(豚)
今回新たに発掘された画像の中で、一番数が多かったのが脂ごはんです。
このメニューが大好きすぎたのは前回語り尽くしました。
詳細はそちらをご参照して頂きたいのですが、追加の写真が見つかったため、脂ご飯の画像をまとめてご紹介します。













これが背脂醤油のあ、最強メニューの「脂ご飯」です!
200円という価格ながら、満足度の高い絶品メニューでした。
和牛脂そば

A5和牛を載せまくれ!な脂そばも発掘されました。
改めて見ても美しいですね。
2025年にこれだけの和牛ステーキ使って、一般的なお店で出したら、2500円以上するんじゃないでしょうか。
「背脂醤油のあ」は1050円で提供してました。

そして、ビールを飲んでいるとマスターから「あ、はい。どうぞ。」と追加ステーキをサービスしていただくこともありました。
おつまみ



おつまみも、神保町時代と神田時代のものを発掘しました。
基本的には、キムチ玉子、チャーシュー、プラスαって構成でした。
※神田に入ってからは煮卵かも知れません。
ニンニクの醤油漬けが卓上に置いてありまして、これを各メニューに振りかけると数段旨味が高まります。
これも2025年の居酒屋だと、5、600円くらいしちゃうんじゃないですかね。
※のあでは神保町から、神田時代まで5年間、300円均一でした。
こんなお店で酔い潰れができた経験は、いい思い出です。
まとめ
さて、写真が新たに発掘されたので、脂まみれで最高の「背脂醤油のあ」の記事を追加で書きました。
もうこれ以上は、私の画像フォルダからは、追加の画像は見つからないと思います。
これで、「背脂醤油のあ」の記事を書くのは最後になるかもしれません。
※もう少し発掘したら、こぼれ話はあるかも知れません。
最後に「背脂醤油のあ」で一番衝撃だった事を語ろうかと思います。

下に映ってるチケットをご参照下さい。
時は2009年2月19日。
脂そば、無料券です。
「脂そば食べたら、次回の脂そば無料!」
そんなサービスも一時期、やってました。
改めて振り返ると、商売として成立していたのか疑問に感じます。
「良いお店」は、「お客さんが喜んで食べる姿を見て、喜んでる店主がいるお店」だと思うんです。
※採算が合わなかったら、値上げして継続して欲しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※前回、今回の2.5倍、8000文字で詳細に思い出を語り、大量の画像を貼った記事はこちらです。
※本記事で掲載している写真は、全て筆者が撮影したものです。


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